愛と憎しみのミートスパ

事の始まりは、私が軽い気持ちで送った一通のメールでした。
まさかあんな大事になるなんて…


今日の晩ご飯はミートスパゲティ(^ｖ^)
そういえば、私の友達はミートスパゲティが大好きだったっけ。
今頃お腹が空いてる筈だし
ミートスパゲティでも写メるかな(´∀｀)うしし

送信


なんと彼女は私のメールを見た瞬間
自分の携帯をバキっ!!と折ってしまったそうなのです。

次の日、私が学校へ行くと
彼女がいました。
私と目が合った…と思いましたが、彼女はそらしてしまいました。
それから私が彼女に話しかけても、避けられるばかりでした。

ある日、私がいつものように学校へ行き
いつものように席に着こうとすると
椅子にスパゲティの麺が落ちていました。
一瞬 彼女が頭をよぎりましたがそれを否定しました。
違う。きっと昼にこの席に座ってた人が食べたスパゲティなんだ。

しかし明くる日も、私が席に着こうとすると
スパゲティの麺が。

次の日もその次の日も、私が座ろうとする椅子の上には
スパゲティの麺が落ちていたのです。
ときにはミートソースが付いてるときもありました。

これはもう落ちているんじゃない、置いたんだ!
犯人は絶対彼女だ…

さすがに頭にきた私は、コンビニで買って温めてもらったミートスパゲティを
彼女がお手洗いへ席を離れたのを確認し
彼女のカバンの中へ
中身を突っ込みました。

大切な文房具やその他もろもろがミートソースでぐちゃぐちゃでした。
私は彼女の驚愕する顔が楽しみで仕方がありませんでした…


しばらくして、彼女が戻ってきました。

彼女はカバンを手にし、しばらくカバンの中身を見てこう言いました。


「…美味しそう」





友達と考えたっていうか妄想した話でした(^^)
どこまでミートスパゲティ好きなんだ友達(^^;)

ここに写真載せちゃいますけど
ホントに携帯折らないで下さいね(´∀｀;)