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あみぐるみ、キノコ雑貨が大好き
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そういえば朝方こんな夢を見ました。
なんていうか、男の子と女の子が出てくるのですが、竹千代は時には女の子、時には男の子になっておりました。なので客観的に書きたいと思います。



設定はヨーロッパにある古い城、今では観光地兼ホテルになっているが、数年前は悪魔が潜み、血や肉の臭いで溢れかえる場所だった。
薄暗い城の地下。女は観光の群をはぐれてそこに来ていた。焼け焦げた柱、炭だらけの壁、そこにある全てがあの悪夢から解放されたことを語っていた。
女の想う人が、数年前ここで悪魔と戦い共に姿を消したのだ。
女は溜め息をつく。すると頬に何かが触れた。
「!」
驚いて振り返ると、それは指だった。頬は微かに温かい。指の奥には腕、そして顔があった。
数年前に死んだと思っていた男だった。女は懐かしさと安心で男に抱きつきたかった。しかし2人の間にそのような関係はなかった。
「会いたかった、君に見せたいものがある」
男は上へ行こうとする。
「私が行くわ。多分わかるから」
女は目を閉じ、階段を上った。女の瞼の裏にははっきりと道順が映っていた。
複雑な回路を抜け、細かい階段を上がっていくとやがて太陽が目を刺激した。外に出たのだ。
男が先を行く。石で囲まれた細い道。
それはホテルの屋上だった。やがて広い場所に出た。
「ここの四隅を見てごらん」
「こんなの、昔はなかったわ」
四角く石で囲まれた四隅には黒い、崩れた鏡。
「それで悪魔を封じたんだ」
「信じられない…」
しばらく沈黙が続く。
後ろに親子が立っていた。女の子はキョロキョロと辺りをうかがっている。観光客も、来られるのだろうか。
突然男が女の子に聞いた。
「君は、幸せかい?」
女の子は笑顔で答える。
「うんっ!幸せよっ!」
男は少ししゃがんで笑った。
「そうか、幸せか…いいなぁ…」
女はこの幾年もあんな地下で過ごした男を想った。
男は来た道を戻る。女はあとを追う。
「私、あなたと共にいたい」
男は振り返らない。
「…あの地下は意外に快適なんだ。食糧もあるし、ベッドだって」
口ごもりながら男は言った。女は少し笑った。
「この地下は特殊でね。ある条件でないと入れない」
2人は鏡の前に立っていた。女は後ろにいる2人の男が少し気になった。
「今はダメだ。あいつらが去ってから来よう」
男はそういって鏡から遠ざかる。女はそれについていった。
鏡には人がならんでいた。そんなに鏡が見たいのかと女は思った。
次の瞬間、ならんでいた人たちが次々と鏡の中へ入っていく。
女が驚いて駆け寄ると、鏡は透明に透けていて、中でならんでいた人たちが満たされた顔をしていた。
「この部屋がバレたのか…もう使えないな。別にいいけど」
男の少しすねた顔を見た女は笑った。
「私の部屋なら空いてるけど、来る?」
男は驚き、あきれたように笑い言った。
「共にいたいというのも悪くない」




ここで目が覚めました。
なんなんだあれはーー(>_<)!?


それではおやすみなさい。
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プロフィール
HN:
竹千代
性別:
女性
職業:
雑貨屋さん
趣味:
編み物、キノコ雑貨集め
自己紹介:
ほっこりするような編みぐるみを目指して作っています。ちょこちょこイベントにも出展させていただいております(^^)

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